地震で全壊!再建にいくら必要?義援金で足りる?
「もしも自然災害に遭って家が全壊したら・・・」
と考えたことはありますか?
今回はあまり語られない被災後のお金について注目します。
具体的な金額を知れば、きっと「防災を見直さなければいけない!」という気持ちになるはずです。
義援金がもらえるから安心?
被災したときは義援金・支援金がもらえます。
義援金・支援金は被災者がもとの生活に戻るため、被災地を復旧するために受け取れるお金です。
もしかして、
「義援金でなんとかなるからいいや。」
と思っていませんか?
一般的に義援金・支援金が手元に入るまで数ヶ月かかります。
さらに、十分な金額が受け取れるとは限りません。
義援金・支援金を当てにしていると、もしもの時に困ってしまいます。
家の建て替えに2,500万円
東日本大震災で全壊被害に遭った場合を例に挙げます。
住宅を新築するのにかかった費用は平均約2,500万円です。
そのうち支援として受け取れたのは合計400万円で、内訳は以下の通りです。
- 義援金:100万円
- 被災者生活再建支援金:300万円
つまり、住宅再建に必要な約2,500万円のうち不足分が2,100万円です。
しかも家具・家電の買い替えや引越し費用は含まれていません。
被災後に新しい家を用意するのはとても大変です。
参考:住宅・生活再建にはこんなにお金がかかる : 防災情報のページ – 内閣府
防災準備の必要性
災害復旧費用は高額、だからこそ被害を最小限に抑えることが重要です。
全壊よりも半壊、半壊よりも一部損壊のほうが復旧費用を減らせます。
災害に強い家にするには、
- 耐震補強を行う
- 家具転倒防止やガラス飛散防止などのアイテムを取り付ける
- ブロック塀の改修
といった方法が有効です。
防災対策は自分や家族・社員を守るためだけではありません。
家・会社・工場の被害を少なくし、その後も生活しやすくするための対策です。
防災対策費用を捻出し、安心・安全な環境に変えていきましょう。
まとめ
全壊した自宅を再建するには約2,500万円かかります。
義援金・支援金合わせて約400万円もらえるとしても、2,100万円足りません。
防災対策は耐震補強だけでなく、簡単にできる方法もあります。
できることから始め、地震・津波・台風に強い建物へと変えていきましょう。
弊社レジリエンスセールスエージェンシー株式会社(RSA社)は、
「一般財団法人 格付けジャパン研究機構」が認証した商材・サービスを取り扱っています。
さらに、日本企業を災害に強くする「レジリエンス」・「BCP」策定に関して情報提供を行っています。
災害対策を行いたい個人様・企業様は、ぜひご連絡ください。
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