健康二次災害を防ぐ！食事とストレッチを欠かさずに

自然災害は、一瞬の被害だけではありません。

避難後も注意しなければ、身体的・精神的に追い詰められてしまうことも。

この記事では「健康二次被害」と、対策方法についてまとめました。

今一度、防災意識を高めましょう。

被害は波及する

「一時被害」・「二次被害」という単語をご存知でしょうか。

「一時被害」は、その名の通り、直接的なダメージです。

地震であれば、住宅やビルなどの建物の崩壊、道路や橋の損害です。

「二次被害」は間接的なダメージです。

地震に連鎖して、火災や停電などのライフラインが途絶えますよね。

また、慣れない避難所生活から来る、体調悪化や精神的ストレスも含みます。

特に健康を害する被害について、「健康二次被害」と呼びます。

自然災害は、私達に大きな影響を及ぼします。

「健康二次被害」とは

「健康二次被害」の中では、「エコノミークラス症候群」が有名ですね。

避難所や社内など狭い場所で長時間同じ姿勢を続けると、血の流れが悪くなります。

足に痛みや腫れを感じる・呼吸が苦しいなどの症状が現れます。

最悪の場合、死に至ります。

「エコノミークラス症候群」だけでなく、精神的に追い込まれるケースもあります。

健康だとしても、これまでの暮らしと異なるため、注意が必要です。

特に気にしておきたいのは、子ども・持病がある人や高齢者・障害者など、普段の生活でケアが必要な方です。

また、お手洗いを我慢しようと、水分や食事を摂らない人も出てきます。

これでは元気だった人もだんだんと弱ってしまいますよね。

被災者に加えて、援助に来たボランティアも同様です。

日常生活を送れず、ストレスが溜まり、体調を崩してしまいます。

防災・減災対策

意識を高め、万が一のときにも身を守れるようにしましょう。

「健康二次被害」を防ぐには、食事・水分・運動が重要です。

これまでの生活に出来る限り近い環境を整えることで、負担を軽減します。

以下を改めてチェックします。

• 非常食（カンパン、クラッカー、インスタント食品、無洗米）の備蓄
• 水（飲料用・調理用など）の確保
• 市販の非常用トイレ、紙おむつ
• 定期的なストレッチを行う
• 蓄電池、バッテリー
• 家具の転倒防止、ガラスに飛散防止フィルムを貼付
• 災害に関する迅速かつ正確な情報共有

中小企業経営者様には、防災訓練の実施もおすすめです。

あなただけではなく、まわりの方も「健康二次被害」に苦しまなくて済むように対処しましょう。

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